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2-4 被験者D−聴覚障害者(全聾)(図4、写真参照)
障害のレベル:1級/先天性
*日頃の移動は自家用車が多い
年齢:68才
性別:男性
横浜駅の利用経験:時々利用

 

JR東京駅南通路にて

列車に乗る

○被験者からのコメント

・ホーム上で列車情報が確認できない場合、とりあえず乗車する

東海道線車内にて

 

○支障内容

・途中駅で数分間停車した際に、落ち着かなくなる

○支障の発生原因

・停っている原因がわからないため

○被験者からのコメント

・長く停車している場合、原因がわからないために不安である

・車内のテレビや、電光表示板で、列車情報を流してほしい

・車内の電光表示は、大変役に立つ

・車内の停車駅案内表示をもっと増やしてほしい

○調査員の考察

・緊急情報や発車時間調整に関する情報なども車内に視覚表示できれば有効である

○支障内容

・途中駅で駅名をずいぶん探す

○支障の発生原因

・車内から、ホーム上の駅名表示が見つけられなかったため

○被験者からのコメント

・ホーム上の駅名表示を、車内から見える位置にほしい

○調査員の考察

・車内のどこからでも、駅名を知ることができることが望ましい

・(調査時、途中工事中の駅を通過した)

工事中でも、車内からわかる駅名表示が必要である

 

 

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